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「太れないけど病院の何科にかかるべきなのか！？」
体重が増えない原因として病気を疑い、病院の何科に行くべきか考えている方も実際にいます。
そうはいっても、先天的な体質が原因で太れない場合は、病院に行ったところで、根本的な体質が改善を期待することはできません。
当然のことですが、痩せすぎで太れない人専門の診療科というものは存在していませんから、体質的に太れない場合は病院に行く必要がないと言えるでしょう。
とはいえ、何らかの病気が引き金となって、体重が増えない場合が確かにあります。
この場合は、病気ごとに、病院の何科に行くべきかを知っておくことが大切です。
そこで今回は、太れない/体重が増えない時に病院の何科に行くべきなのかを、病気別に徹底解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
太れない/体重が増えない時に病院の何科に行くべき？病気のタイプ別に解説
太れない/体重が増えないという人は、病院の何科に行くべきなのかを、病気のタイプ別に解説していきましょう。
当然のことですが、痩せすぎ専門の診療科はありません。
病院に行くのは、なんらかの「病気」が原因で太れない場合に限ります。
先天的な「体質」が原因で太れない場合は、病院に行く必要がないんですよね。
そこで、以降では「病気」が原因で太れない場合に、病院の何科に行くべきなのかを病気別に取り上げていきます。
なお、「病気」以外が原因で太れない場合については、「食べても太らない原因は病気？体質？ストレス？食べても太らなくなった男女必見！」で様々なケースをご紹介しているので、参考にしてみてください。
なお、病気が原因の場合は、“急に体重が減少しだす”ケースがよく見られます。
このように、突然体重が増えない状況に陥った場合には、以下の５つの病気が考えられるでしょう。
《太れない/体重が増えない病気 → 病院の何科にかかるべきか》
- 糖尿病 → 内科、内分泌代謝内科（糖尿病専門医がいる病院がベスト）
- 甲状腺機能亢進症（バセドウ病）→ 内分泌代謝内科（甲状腺疾患専門医がいる病院がベスト）
- 過敏性腸症候群 → 消化器内科（過敏性腸症候群の専門家がいる病院がベスト）
- 胃腸の病気 → 胃腸科、消化器内科
- 心の病気 → 心療内科、精神科
上記５つの病気で太れない理由や、その症状について、１つ１つ詳しく見ていきますね。
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糖尿病
太れない/体重が増えない原因が「糖尿病」の場合、病院の何科に行くべきかというと、「内科、内分泌代謝内科」です。
糖尿病で太れない原因は、糖分がエネルギーとして使われにくくなってしまうため。
もう少し詳しく言うと、糖分をエネルギーとして細胞に取り込む作用を持つインスリンが、糖尿病になってしまうと、感度が鈍って反応しなくなるから、なんですよね。
糖尿病がおそろしいのは、病状が自覚症状も何もないまま進行してしまうこと。
その結果、なんらかの自覚症状が現れて気づいた頃には、糖尿病が重症化してしまいがちなんです。
糖尿病の中でも、急激な体重減少を伴うのが、「1型糖尿病」です。
１型糖尿病によく見られる症状としては、頻尿、喉の渇き、疲労感、急激な体重減少が見られます。
１型糖尿病は、環境因子やウイルス感染などが原因で、すい臓の細胞が破壊されることで、インスリンが分泌されるなくなることが原因だと考えられます。
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甲状腺機能亢進症（バセドウ病）
太れない/体重が増えない原因が「甲状腺機能亢進症（バセドウ病）」の場合、病院の何科に行くべきかというと、「内分泌代謝内科」です。
バセドウ病が発症する理由は、甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまうため。
もともと甲状腺ホルモンには、新陳代謝をするように刺激し促進する作用があります。
ですから、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、新陳代謝が異常に高まってしまうことに。
そのため、食欲も同時に高まるのですが、それ以上に体の中のエネルギーが過剰に消費されてしまうと、体重が減少して太れない原因になってしまうんですね。
実は、バセドウ病は、女性の方が男性よりも５〜６倍も多く罹患し、特に３０代〜４０代の方が多く発症することがわかっています。
バセドウ病気の典型的な症状は、甲状腺の腫れ、眼球突出、頻脈です。
ですから、このような症状が見られたら、すぐに病院を受診するようにしてくださいね。
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過敏性腸症候群
太れない/体重が増えない原因が「過敏性腸症候群」の場合、病院の何科に行くべきかというと、「消化器内科」です。
過敏性腸症候群とは、腸のぜんどう運動に、何らかの異常が生じる疾患のこと。
過敏性腸症候群は、日本人の成人の5人に１人がかかる疾患とも言われており、日常的な病気の１つです。
過敏性腸症候群になると、長期間にわたって便秘や下痢にひどく悩まされることに…。
その結果、消化吸収力や食欲が下がって、太れない/体重が増えない体質になってしまうんですよね。
実のところ、過敏性腸症候群の原因は未だわかっていませんが、ストレスが引き金となっている可能性が指摘されています。
過敏性腸症候群では、原因が特定されていませんから、病院で根治するのは困難です。
とはいえ、病因の一端が指摘されている「ストレス」を取り除くことが、過敏性腸症候群の症状緩和に効果的ですよ。
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胃腸の病気
太れない/体重が増えない原因が「胃腸の病気」の場合、病院の何科に行くべきかというと、「胃腸科、消化器内科」です。
胃腸の病気の中でも「胃炎」は、太れない原因となり得る代表格です。
胃炎というのは、胃の粘膜が炎症を起こした病気のこと。
胃炎の症状には、胃の痛み、不快感、食欲不振、空腹時の痛み、嘔吐などが挙げられます。
胃炎の原因は、薬の副作用、暴飲暴食、感染症、アレルギー、酒、タバコ、薬の副作用など。
なお、胃炎を大別すると「慢性胃炎」と「急性胃炎」の２種類があります。
前者の「慢性胃炎」だと、専門医の治療が必要となるので、病院に行く必要があります。
治療では、主に胃酸の分泌を抑制する薬の服用が不可欠です。
後者の「急性胃炎」は、食事を休んだり消化しやすいものを食べて、市販薬を服用すれば、数日程度で症状が治まるでしょう。
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心の病気
太れない/体重が増えない原因が「心の病気」の場合、病院の何科に行くべきかというと、「心療内科、精神科」です。
太れないどころか、急激な体重減少を伴いやすいのが、女性に特に多い「拒食症」と「うつ病」です。
「拒食症」について詳しくは、「拒食症の回復期に太りたい！健康的に太る方法と体重増加ペースは？」でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「うつ病」は、強いストレスが原因で発症します。
その結果、自律神経が極度に乱れて、胃腸の調子が悪くなり、食欲の下がるため、痩せてしまうんですね。
うつ病は、本人がうつ病だと自覚しにくい点が厄介なところ。
うつ病は早期発見することで、病状の改善が早まります。
ですから、気分が沈む・憂うつ・億劫である・頭が働かない・自分は生きるに値しない・死んで楽になりたいなどの気持ちが現れてときは、うつ病が疑われるので、病院に受診するようにしてくださいね。
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まとめ
太れない/体重が増えない人が、病院の何科かに行くべきなのは、なんらかの「病気」が原因に限る。
病気が原因の時は、“急に体重が減少しだす”ケースがよく見られる。
太れない/体重が増えない病気と、病院の何科に行くべきかについては、以下の通り。
- 糖尿病 → 内科、内分泌代謝内科（糖尿病専門医がいる病院がベスト）
- 甲状腺機能亢進症（バセドウ病）→ 内分泌代謝内科（甲状腺疾患専門医がいる病院がベスト）
- 過敏性腸症候群 → 消化器内科（過敏性腸症候群の専門家がいる病院がベスト）
- 胃腸の病気 → 胃腸科、消化器内科
- 心の病気 → 心療内科、精神科
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